先生

「 それじゃあ前回やった数学のテスト用紙返すぞー！名前呼ばれたら取りに来てくれ 」

先生

「 青木トオル―！井沢マコト―… 」

先生

「 橋本トモヤ― 」

主人公

「 はい！ 」

先生

「 トモヤ…相変わらず点数が伸びてないぞ…？もう少し数学勉強しないと 」

主人公

「 …マジっすか… 」

主人公

「 はぁ～…あんだけ勉強したのに、全然点数上がってない…なんでだよ… 」

主人公

「 昔から数学は苦手で点数良くなかったから、友達からも教えてもらって勉強もしたし、自習もしたのに… 」

主人公

「 このままだと、今度の定期テストがマジでやばい結果になってしまう！ 」

主人公

「 内申点上げるためにも、定期テスト対策みたいな感じで、塾にでも通おうかなぁ… 」

主人公

「 ただいまー 」

母親

「 あ、おかえりトモヤ！って…どうしたの！？元気なさそうだけど… 」

主人公

「 母さん、ちょっと相談があんだけど 」

母親

「 相談？なに？ 」

主人公

「 俺、塾に通いたい 」

母親

「 え！？…前に私が勧めた時はあんなに拒否してたのに…いきなりどうしたの？ 」

主人公

「 いや、今日数学のテストが返ってきたんだけど…壊滅的で… 」

主人公

「 元々成績が良い方ではないけど、このままじゃ高校行った時のことを考えたら不安で… 」

主人公

「 内申点を上げる為と、今度の定期テスト対策みたいな感じで通いたいなって 」

母親

「 トモヤ… 」

母親

「 分かったわ。明日にでも塾調べてみるから、少し待っててもらえる？ 」

主人公

「 分かった。ありがとう！ 」

母親

「 えーっと…近くの塾はー… 」

母親

「 あら、ここなんかいいじゃない！ 」

母親

「 個別指導の塾　夢咲塾！一人一人に合わせた丁寧なマンツーマンの指導…。しかも！教材費とかの費用もとても安いじゃない！ 」

母親

「 塾って結構お金がかかると思ってたけど…ここなら家計にも優しいし、そういう細かい所まで考えてくれる塾なら安心してトモヤの事を任せられそうね！ 」

主人公

「 母さん、これから体験に行く塾ってなんていう名前だっけ？ 」

母親

「 夢咲塾よ 」

主人公

「 そうだった！――あ、夢咲塾…ここ？ 」

母親

「 着いたわ！ 」

井上

「 夢咲塾の井上と申します。本日はお越しいただきありがとうございます 」

母親

「 よろしくお願いします 」

井上

「 まずはトモヤくんに、普段の授業の様子について聞きたいんですが、いいですか？ 」

主人公

「 はい！ 」

主人公

「 俺、実を言うと授業にあまり集中できなくて… 」

井上

「 …というと？ 」

主人公

「 部活でサッカーをやってるんですけど、副キャプテンやってて色々考える事とかもあって勉強に身が入らないというか…。成績が良くならないんです 」

主人公

「 昔から数学が苦手で…教えてもらったり自分で考えて自習とかもしてるんですけど一向に良くならなくて… 」

主人公

「 今度の定期テストまでに何とか成績を上げたいし、内申点も上げたいんです！ 」

井上

「 なるほど…分かりました 」

井上

「 夢咲塾は一人一人に向き合った塾です。みんなそれぞれ個性があり、覚えるのが早い人もいれば、遅い人もいます。すぐに出来る人もいれば、出来ない人だっています 」

井上

「 この塾ではそんな子ども達の為に、一人一人に合ったその人だけの授業を我々がお作りします 」

井上

「 個別指導で丁寧に分かるまで、出来るまでしっかりと教えるので、この後の体験でどんな風に授業をしているのか、指導しているかを体験してみてください 」

主人公

「 分かりました！ 」

講師

「 トモヤくんは苦手な教科はある？ 」

主人公

「 はい。僕、数学が苦手で…特に因数分解と２次方程式がかなり苦手です 」

講師

「 分かりました。それじゃあまずは、因数分解から一緒にやってみましょう！ 」

主人公

「 え！苦手なものから…ですか…？ 」

講師

「 はい！トモヤくんの場合は、苦手なところから克服するのがベストですよ！ 」

講師

「 大丈夫！どこがどんな風に分からず戸惑ってしまうのか…、トモヤ君に理解してもらいながら進めて行くので、一緒に頑張りましょうね！ 」

主人公

「 はい…が、頑張ります！ 」

講師

「 ここは、どうすればこの答えになるんだっけ？ 」

主人公

「 えーっと…こう…ですか？ 」

講師

「 そう！凄い！ちゃんとさっき学んだことを覚えているのね！偉い偉い！ 」

主人公

「 ありがとうございます！なるほど…こうやって考えればいいのか！ 」

講師

「 じゃあこっちの問題も続けてやってみようか？ 」

主人公

「 はい！ 」

主人公

「 この式だと…こう、かな…？ 」

講師

「 正解！うん！分かってきたわね！ 」

主人公

「 やった！！先生の教え方が凄く分かりやすかったおかげです！ 」

講師

「 そんな事ないわ！トモヤ君が式をちゃんと理解出来ているからよ 」

講師

「 じゃあ、ここまでの問題まで解いてみよう！ 」

主人公

「 はい！ 」

母親

「 トモヤ、塾はどうだった？ 」

主人公

「 先生の教え方が凄く分かりやすくて、前まで解けなかった問題が解けるようになったんだ！ 」

母親

「 本当！？ 」

主人公

「 うん！ 」

主人公

「 母さん…俺、夢咲塾に通いたい！ 」

母親

「 トモヤ…。ふふ、分かったわ！手続きするから、勉強頑張ってね！ 」

主人公

「 ありがとう母さん！ 」

主人公

「 定期テスト対策が無料で出来るなんて凄い…なんで無料で出来るんですか？ 」

井上

「 生徒全員に参加して欲しいという思いから始めたんですよ。土日のテスト対策も無料でやっているんです 」

主人公

「 そうなんですか！？ 」

主人公

「 やったぜ！！点数がかなり上がってる…！ 」

主人公

「 この調子で頑張れば内申点も上がっていくはず… 」

主人公

「 これも夢咲塾に通ったおかげだ！これからも勉強頑張るぞーっ！！ 」